ハコツールズ

くじ引き・抽選・順番決めをブラウザだけで行う方法まとめ

「発表の順番を決めたい」「当番をくじで決めたい」「二手に分かれたい」——日常のちょっとした抽選ごとは、紙のくじやアプリを用意しなくても、ブラウザを開くだけで解決できます。このページでは、ハコツールズのランダム系ツール 5 つの使い分けをシーン別にまとめ、あわせて「そもそも結果はどう決まっているのか」「同じ結果が続くのは異常なのか」といった疑問にも、具体的な数値で答えます。いずれも無料・登録不要で、入力内容が外部サーバーに送信されることはありません。

公開日: 2026年7月17日 / 更新日: 2026年8月1日

どのツールを使えばいい?早見表

迷ったら次の早見表で選んでください。「選択肢から 1 つ選ぶ」ならルーレット、「人と結果を対応づける」ならあみだくじ、「数字や二択」ならサイコロ・コイントス、「複数のグループに分ける」なら班分け、「配って遊ぶ」ならビンゴカード、が基本の使い分けです。

ツール名できること特徴
決めるルーレット候補の中から1つを選ぶ選択肢は最大100個。同じ選択肢を複数行入れると当選確率を上げられる(4行中2行なら確率50%)
あみだくじ参加者に役割・順番・当たりを1対1で割り当てる参加者2〜12人。全員に別々の結果が漏れなく対応するが、到達確率は均等ではなく左端に近い結果ほど当たりやすい
サイコロ・コイントス二択や数字をランダムに決めるサイコロは2〜100面を最大10個までまとめて振れる。コイントスは表裏50%ずつ
班分け・グループ分けツールメンバーを複数のグループに分ける人数の上限なし。シャッフル後にラウンドロビンで配分するため、班ごとの人数差は1人以内に収まる
ビンゴカード作成参加者に配るビンゴカードを作る5×5の標準サイズで1枚ごとに数字の重複なし。一度に100枚まで生成できる

入力できる量にも違いがあります。ルーレットは選択肢を最大 100 個、あみだくじは参加者 2〜12 人、サイコロは 2〜100 面のものを最大 10 個まとめて振れます。班分けは人数の上限がなく、名簿を改行・カンマ・読点のどれで区切って貼り付けても認識します。

シーン別のおすすめの決め方

会議・授業で発表の順番を決める

あみだくじに参加者の名前を入れ、結果側に「1 番目」「2 番目」…を設定すれば、全員の順番が一度で決まります。1 人ずつ盛り上げながら決めたい場合は、ルーレットで当選者を除きながら繰り返し回す方法もおすすめです。

当番・幹事をランダムに決める

候補者の名前をルーレットに 1 行ずつ入力して回すだけです。同じ名前を複数行入れると、その人の当選確率だけを上げることもできます(4 行中 2 行なら確率 50%)。「前回やった人の負担を軽くしたい」といった調整も、行数で表現できます。

グループワーク・チーム分け

班分け・グループ分けツールに名前を貼り付けて班数を指定すれば、シャッフルして均等に割り振られます。30 人を 4 班に分けるような、くじやあみだくじでは手間のかかる人数でも一瞬で完了します。割り振りはシャッフル後にラウンドロビンで 1 人ずつ配る方式なので、30 人・4 班なら 8 / 8 / 7 / 7 と人数差が必ず 1 人以内に収まります。先頭から 8 人ずつ切り出す方式にありがちな「最後の班だけ 6 人」という偏りは起きません。

ゲームの先攻後攻・二択の意思決定

コイントスが最速です。表と裏がそれぞれ 50% で決まります。3 人以上で順番を決めるなら、サイコロを振って出目の大きい順、という使い方もできます。面数は 2〜100 まで指定できるので、TRPG で使う 20 面ダイスや 100 面ダイスもそのまま再現できます。

懇親会でビンゴをやりたい

ビンゴカード作成で人数分のカードをまとめて作り、印刷して配ります。5 x 5 の標準サイズなら 1〜75 の数字から中央のフリーマスを除く 24 マス分を重複なく選ぶため、1 枚のカードの中に同じ数字が二度現れることはありません。カードは一度に 100 枚まで生成でき、番号を読み上げる側の抽選にはサイコロルーレットを使えます。

ブラウザのくじ引きは、結果をどう決めている?

ブラウザに組み込まれている乱数生成関数 Math.random() を使い、0 以上 1 未満の実数を取り出して結果に対応づけています。特別なサーバーとの通信は行わず、計算はすべて端末の中で完結します。

たとえばルーレットで 5 択のうち 1 つを選ぶときは、Math.random() が返した値を 5 倍して小数を切り捨て、0〜4 の整数に変換しています。0 以上 1 未満の値が一様に出る前提なので、どの番号も 20% ずつ選ばれます。班分けやビンゴのように「並び順をかき混ぜる」処理では、末尾から順に「まだ確定していない範囲の中からランダムに 1 つ選んで入れ替える」Fisher-Yates シャッフルを使います。この手順は n 個の並べ方 n 通りの階乗すべてを等しい確率で作れることが知られており、30 人の名簿なら 30 の階乗、およそ 2.65 x 10 の 32 乗通りの並びが同じ確率で現れます。単純に「ランダムな 2 つを何回か入れ替える」やり方では、この均等さは保証されません。

Math.random() の中身は、内部の状態を計算で更新しながら次の値を作る擬似乱数です。たとえば Chrome や Edge の JavaScript エンジン(V8)では xorshift128plus というアルゴリズムが使われています。統計的な性質は良好で、日常の抽選や順番決めには十分ですが、暗号学的に安全な乱数ではありません。ハコツールズのランダム系ツールは crypto.getRandomValues() のような暗号用の乱数源は使っていないため、景品表示法が関わる懸賞や、第三者に対して公正性を証明する必要がある抽選には、専用の仕組みを利用してください。逆に言えば、社内の当番決めやイベントの席順といった用途では、紙のくじのように「折り目や紙の厚みで中身が推測できてしまう」心配がないぶん、こちらのほうが公平です。

あみだくじは、どの結果も同じ確率で当たる?

いいえ。参加者と結果が 1 対 1 で対応することは横線の配置に関係なく保証されますが、どの結果に到達するかの確率は均等ではありません。あみだくじには「自分の真下に近い結果へ落ちやすい」という構造的な性質があるためです。

ハコツールズのあみだくじは、縦線の各境界に最低 1 本の横線を保証したうえで、残りのマスへ確率 30% で横線を追加し、段数は人数の 2 倍(最低 8 段)としています。この条件で 12 人・24 段を試すと、左端の参加者が 1 番目の結果に到達する確率は約 22%、2 番目が約 21%、3 番目が約 18% と続き、右端の 12 番目に届く確率は約 0.1% しかありません。一様なら各 8.3% ですから、かなりの差です。4 人・8 段でも左から順に約 31% / 28% / 23% / 19% で、一様な 25% からはずれます。

段数を大きく増やせば分布は平準化されますが、実用的な段数では偏りは残ります。実務上の対処は簡単で、結果の並びを自分でシャッフルしてから貼り付けることです。結果欄は入力した順で使われるため、当たりを先頭に固定しなければ、どの参加者から見ても有利不利のない状態になります。景品のように厳密な等確率が求められる場面では、選択肢ごとの当選確率が完全に均等な決めるルーレットや、シャッフルで割り振る班分けツールのほうが適しています。あみだくじが向くのは「全員に別々の結果を漏れなく割り当てたい」場面です。

同じ結果ばかり出るのは、壊れているから?

ほとんどの場合は正常です。ランダムな試行では、短い回数のうちに同じ結果が続くことは珍しくありません。5 択のルーレットなら、2 回連続で同じ選択肢が出る確率は 5 分の 1 で 20%、3 回連続でも 25 分の 1 で 4% あります。20 回まわせば、どこかで 3 連続が起きるほうがむしろ自然です。

もう少し極端な例も挙げておきます。コイントスで表が 10 回連続する確率は 2 の 10 乗分の 1 で約 0.098%、「表か裏のどちらかで 10 連続」なら約 0.2% です。6 面サイコロを 6 回振って特定の目(たとえば 1)が一度も出ない確率は 6 分の 5 の 6 乗でおよそ 33% あり、3 回に 1 回はそうなります。「6 回振れば 1 回くらいは 1 が出るはず」という直感は外れています。

偏りが消えていくのは試行回数を増やしたときです。コイントスで表が出た割合のばらつき(標準偏差)は、10 回では約 15.8 ポイント、100 回では 5.0 ポイント、1,000 回では約 1.6 ポイントまで小さくなります。10 回投げて表が 7 回でも誤差の範囲ですが、1,000 回投げて 700 回ならさすがに疑ってよい水準です。少ない回数で「偏っている」と感じたときは、たいてい回数のほうが足りていません。

イベント運営でくじを使うときのコツは?

「同じ人を二度選ばない」「全員に行き渡らせる」を仕組みで担保するのがコツです。抽選のたびに引き直す方式は、思っている以上に重複します。

  • 景品抽選: 10 人の中からルーレットを 5 回まわして当選者を選ぶと、当選者に重複が出る確率は約 70% にもなります。当選者を毎回リストから削除してから次を回すか、最初からあみだくじで「当たり 5 つ・はずれ 5 つ」を割り当てるほうが確実です。
  • 当番・掃除分担: 週替わりの当番は班分けツールで先に全員をグループに割り振り、グループ単位でローテーションさせると、一度決めれば数か月分の予定が確定します。
  • 席替え: 席番号を結果側に並べたあみだくじが向いています。1 対 1 対応が保証されるため、2 人が同じ席に割り当てられることがありません。
  • オンライン会議: 画面共有しながらルーレットを回すと、結果が出る瞬間に全員が立ち会えます。あとから「本当にランダムだったのか」と疑われにくいのが利点です。
  • やり直しのルールを先に決める: 「引き直しは無し」「不在者が出た場合だけ再抽選」といった条件を回す前に共有しておくと、結果が出てからの調整でもめずに済みます。

紙のくじ・アプリと比べたメリットは?

  • 準備ゼロ: 紙を切って書いて折る作業が不要。URL を開いて入力するだけ
  • インストール不要: アプリと違いストアからのダウンロードや会員登録が不要。会社の PC でもすぐ使える
  • 人数が増えても手間が変わらない: 30 人分のくじを紙で作れば 30 枚書く必要がありますが、名簿を貼り付ける手間は 3 人でも 300 人でも同じ
  • 画面共有と相性が良い: オンライン会議で画面共有しながら回せば、リモートでも全員が結果の瞬間に立ち会える
  • データが残らない: 入力した名前や選択肢はサーバーに送信されず、ページを閉じれば消える。参加者の氏名を第三者のサービスに預けずに済む

それぞれのツールの詳しい使い方・公平性の仕組みは、各ツールページの解説をご覧ください:決めるルーレット /あみだくじ /サイコロ・コイントス /班分け・グループ分けツール /ビンゴカード作成

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