メトロノーム(BPM・拍子)
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120 BPM(Allegro の目安)・1 拍500 ミリ秒
曲に合わせて「タップでテンポ入力」を 4 回以上押すと、間隔から BPM を決めます。
BPM と 1 拍の長さはどういう関係?
BPM は 1 分間に刻む拍の数です。1 分は 60,000 ミリ秒なので、1 拍の長さは 60000 ÷ BPM ミリ秒で求まります。BPM 120 なら 1 拍 500 ミリ秒、4 拍子の 1 小節は その 4 倍で 2 秒です。
このツールは BPM 30 から 250 までを指定できます。下限は実用上いちばん遅い テンポ、上限は 16 分音符を刻むには速すぎる手前の値です。よく使うテンポの 1 拍の長さは 次のとおりです。
| BPM | 1 拍の長さ | 4 拍子 1 小節 | 速度標語の目安 |
|---|---|---|---|
| 60 | 1000 ミリ秒 | 4 秒 | Larghetto |
| 72 | 833.3 ミリ秒 | 3.3 秒 | Adagio |
| 90 | 666.7 ミリ秒 | 2.7 秒 | Andante |
| 120 | 500 ミリ秒 | 2 秒 | Allegro |
| 160 | 375 ミリ秒 | 1.5 秒 | Allegro |
| 200 | 300 ミリ秒 | 1.2 秒 | Prestissimo |
BPM と 1 拍の長さは反比例します。BPM を倍にすると 1 拍は半分になり、BPM 60 から65 へ 5 だけ上げると 1 拍は 76.9 ミリ秒縮みます。同じ 5 でも、速いテンポでの 5 は縮む幅がずっと小さくなります。練習で刻み幅を決めるときは、このミリ秒の差を 目安にすると体感と合います。
Largo・Andante・Allegro は BPM でいくつ?
楽譜の冒頭に書かれるイタリア語の速度標語は、おおよその BPM 帯に対応します。 ただし境目は楽譜の版や音楽辞典によって違い、同じ Andante でも下限を 72 に取る資料が あります。このツールは下の帯で標語を表示していますが、数値はあくまで目安です。 楽譜に「四分音符 = 96」のようなメトロノーム記号があれば、そちらが作曲者の指定なので優先します。
| 速度標語 | 読み | BPM の目安 |
|---|---|---|
| Grave | グラーヴェ | 30 〜 40 |
| Largo | ラルゴ | 40 〜 60 |
| Larghetto | ラルゲット | 60 〜 66 |
| Adagio | アダージョ | 66 〜 76 |
| Andante | アンダンテ | 76 〜 108 |
| Moderato | モデラート | 108 〜 120 |
| Allegro | アレグロ | 120 〜 168 |
| Presto | プレスト | 168 〜 200 |
| Prestissimo | プレスティッシモ | 200 〜 250 |
標語は速さだけでなく曲想も表します。Andante はもともと「歩く速さで」、Allegro は 「快活に」という意味です。同じ BPM でも、Adagio と書かれた曲を機械的に刻むのと 歌うように弾くのとでは別の音楽になります。メトロノームは拍の位置を確かめる道具で、 表現を決める道具ではありません。
拍子とアクセントはどう使い分ける?
拍子は 1 小節に入る拍の数です。2・3・4・6 から選べます。選んだ数で拍が 1 周し、 1 拍目だけ高い音が鳴って画面の左端のランプが光ります。小節の切れ目が耳で分かるので、 何拍目を弾いているかを見失わずに済みます。
- 2 拍子: 行進曲やポルカ。強・弱の 2 つで 1 周します
- 3 拍子: ワルツやメヌエット。強・弱・弱の 3 つで 1 周します
- 4 拍子: ポップスや合唱曲の大半。迷ったらここから始めます
- 6 拍子: 8 分の 6 拍子を 8 分音符で刻むときに使います。速い曲では 2 拍子に切り替えて、付点 4 分音符を 2 つ刻むほうが合わせやすくなります
アクセントを消す設定はありません。高い音の頻度を下げたいときは 6 拍子にすると、 6 拍に 1 回になります。拍子は再生したままでも切り替えられますが、小節の頭から 数え直すわけではなく、それまでの拍数を新しい拍子で割り直します。切り替えた直後の 1 小節だけ、高い音の位置がずれることがあります。
タップでテンポを測るとどこまで正確?
「タップでテンポ入力」のボタンを曲に合わせて押すと、押した間隔から BPM を決めます。 4 回以上押すと安定します。このツールは間隔の平均ではなく中央値を使うので、 途中で 1 回だけ遅れて押しても推定値がそちらへ引っ張られません。
500 ミリ秒ごとに押していて、1 回だけ間隔が 900 ミリ秒にのびた(400 ミリ秒遅れた)場合を考えます。間隔は 500・500・900・500 の 4 つです。平均は 600 ミリ秒(100 BPM)になりますが、 中央値は 500 ミリ秒のままなので 120 BPM と推定されます。
履歴は新しいほうから 8 回ぶんを残し、前のタップから 2 秒以上あくと 履歴を捨てて測り直します。曲を変えたときに前の曲の間隔が混ざらないようにするためです。 人がボタンを押すタイミングには数十ミリ秒の揺れがあるので、推定値は 2〜3 の幅で動きます。 ぴたりと合わせたいときは、推定された値を手がかりにスライダーで微調整してください。
ブラウザのメトロノームはなぜずれない?
拍を鳴らす時刻を、音声処理の時計で決めているからです。タイマーが起きた瞬間に 鳴らしてはいません。JavaScript の setInterval や setTimeout は、指定した時刻ちょうどには起きません。 ページの描画や別のスクリプトの実行に割り込まれ、数ミリ秒から数十ミリ秒遅れます。 遅れたその場で音を鳴らすと、ずれが 1 拍ごとに積み上がります。
このツールは、タイマーを「起きるためだけ」に使います。25 ミリ秒ごとに起きて、 そこから 100 ミリ秒先までに来る拍を音声処理に予約します。予約する時刻は AudioContext の currentTime という音声専用の時計で指定します。この時計は音の出力と 同じ歩幅で進むため、予約した時刻どおりに音が出ます。タイマーが 30 ミリ秒遅れて起きても、 予約する先の時刻は変わらないので拍はずれません。
次の拍の時刻は、前の拍の時刻に 60 ÷ BPM 秒を足して決めます。BPM 120 なら 1 拍 500 ミリ秒ちょうどの間隔が保たれます。1 拍の長さをミリ秒に丸めてから 足していく実装では小節ごとにわずかなずれが出ますが、その積み上がりも起きません。
画面のランプも同じ時計で光らせています。タイマーが起きた瞬間に光らせると、音より最大 100 ミリ秒早く光ってしまうため、予約した時刻が実際に来たかどうかを毎フレーム確かめてから 切り替えています。100 ミリ秒がどのくらいの長さかは、反応速度テストで自分の反応の遅れを測ると実感できます。
テンポを指定したリンクは作れる?
このページの URL の末尾に ?bpm=120 を付けると、そのテンポで開きます。数字の部分を 変えれば任意のテンポになり、30 から 250 の外の値は自動で範囲内に収まります。
- よく練習する曲のテンポを、曲ごとにブックマークへ分けて入れておく
- 合奏のメンバーに「この速さで」と伝えるときにリンクで渡す
- 自分のブログや練習ノートから、曲ごとのテンポへ直接リンクする
リンクが運ぶのはテンポだけで、拍子は含まれません。拍子は開いたあとに選びます。 テンポごとに別のページは用意していないので、どのリンクから来ても開くのは同じ 1 枚です。
音が鳴らないときはどこを見る?
最初に確かめるのは端末のスイッチと音量です。iPhone と iPad は、本体側面の消音スイッチ (またはアクションボタンの消音)が入っているとブラウザの音が鳴りません。画面のランプは 光っているのに音だけが出ないときは、まずここを疑います。
- 消音スイッチと音量: iPhone の消音を解除し、音量ボタンでメディアの音量を 上げます。メディアの音量は着信音とは別に管理されているので、着信音が大きくても クリック音は出ません
- 再生ボタンを押し直す: ブラウザは、利用者が操作していないページに音を 出させません。ページを開いたまま長く放置したあとは、再生を一度押し直してください
- Bluetooth のイヤホン: 無線のイヤホンは音の伝送に 100 ミリ秒を超える 遅れが出ることがあります。鳴ってはいるが自分の演奏と合わないときは、有線か本体の スピーカーに切り替えます
- 出力先の確認: 会議ツールや別のアプリが音声を押さえていることがあります。 マイクやスピーカーまわりを切り分けるときはマイクテストも使えます
別のタブに切り替えている間は、ブラウザがタイマーを 1 秒前後まで間引くため拍が飛びます。 このページは前面に置いたまま使ってください。画面が自動で消える端末では、スリープまでの 時間を延ばしておくと途切れません。
練習でテンポはどう上げていく?
弾けないフレーズは、まず「3 回続けてミスなく弾ける」テンポまで落とします。原曲の 半分の速さまで落として構いません。そこから BPM を 5 ずつ上げ、各段階で 3 回続けて 成功したら次へ進み、失敗したら 1 段階戻ります。
BPM 60 から 65 へ上げたときに縮むのは 1 拍あたり 76.9 ミリ秒で、 指の動きとしてはほとんど差がありません。この小ささが狙いです。体感で差が分からない幅で 積み上げると、速くなったことに気づかないまま目標のテンポに届きます。
上げる途中で崩れるテンポが毎回同じなら、原因は運指や力みにあります。速さの問題では ありません。テンポを上げずに、崩れる 2 拍ぶんだけを取り出して遅いテンポで繰り返します。拍子を 2 に 切り替えて区切りを短くすると、どの拍で崩れているかを特定しやすくなります。
よくある質問
- タップでテンポを測るには何回押せばいいですか?
- 4 回以上押すと安定します。押した間隔の中央値から BPM を決めるので、途中で 1 回だけ遅れて押しても推定値がずれません。前のタップから 2 秒以上あくと、履歴を捨てて測り直します。
- 8 分の 6 拍子はどう設定しますか?
- 8 分音符を 1 拍として刻むなら 6 拍子を選びます。速い曲では 2 拍子にして付点 4 分音符を 2 つ刻むほうが合わせやすくなります。楽譜のテンポ指定がどの音符を基準にしているかで選び分けてください。
- iPhone で画面は光るのに音が鳴りません。
- 本体側面の消音スイッチ(またはアクションボタンの消音)が入っていると、ブラウザの音は鳴りません。消音を解除し、音量ボタンでメディアの音量を上げてください。それでも鳴らないときは再生ボタンを押し直します。
- ワイヤレスイヤホンだと自分の演奏とずれます。
- Bluetooth のイヤホンは音の伝送に 100 ミリ秒を超える遅れが出ることがあります。クリック音自体は正確な間隔で鳴っているので、有線のイヤホンか本体のスピーカーに切り替えてください。
関連ツール
テスト・チェック
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テキストを入力するとLEDドット風の電光掲示板になる無料ツール。色・速度・向きをカスタムでき、応援ボードや名前表示にインストール不要ですぐ使えます。
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