PDF圧縮(ファイルサイズを小さく)
PDF 圧縮ツールは、PDF ファイルのサイズを小さくします。メール添付の容量制限やアップロード上限に引っかかる PDF を、画質を調整しながら再圧縮して縮小します。
- PDF ファイルをドロップまたは選択します
- 圧縮レベル(高圧縮 / 標準 / 画質優先)を選びます
- 「PDF を圧縮する」を押すと圧縮が始まり、元のサイズ・圧縮後サイズ・削減率が表示されます
- 結果が小さくなっていれば「圧縮済み PDF をダウンロード」で保存できます
どうやって PDF のサイズを小さくしている?
本ツールは PDF の各ページをブラウザ内の canvas にいったん描画し、そのキャプチャ画像を JPEG に再エンコードして新しい PDF に埋め込み直す方式です。テキスト PDF か画像 PDF かにかかわらず、すべてのページを一律で画像化します。
処理の流れを図にすると次のとおりです。
- 高圧縮: 解像度 50% ・JPEG 画質 40%(縮小幅は最大だが文字がにじみやすい)
- 標準: 解像度 75% ・JPEG 画質 60%(バランス型)
- 画質優先: 解像度 100% ・JPEG 画質 80%(縮小幅は控えめ)
| 圧縮レベル | 解像度スケール | JPEG品質 | 向く用途 |
|---|---|---|---|
| 高圧縮 | 50% | 40% | とにかく容量を優先したい(文字はにじみやすい) |
| 標準 | 75% | 60% | まず試す基本レベル(バランス型) |
| 画質優先 | 100% | 80% | 小さな文字の判読性を優先したい |
ここでいう解像度は、用紙 1pt(1/72 インチ)を 1 ピクセルとして描画した場合を 100% とする比率で、スキャン時の DPI とは無関係です。用紙サイズ(A4 など)は元の PDF のまま維持され、圧縮レベルで下がるのは 1 ページを画像化するときのピクセル数だけなので、印刷時に用紙サイズが変わることはありません。つまり 200〜300dpi の高解像度でスキャンした書類ほど、画質優先を選んでもピクセル数自体が大きく間引かれるため、削減幅は大きくなります。目安として、スキャンした書類や写真が多い PDF は標準レベルで 50〜80% 程度のサイズ削減が見込めます。もともと低解像度・低画質でスキャンされた PDF では、削減の余地は小さくなります。
圧縮しても PDF が小さくならないのはなぜ?
Word や LaTeX などから直接書き出したテキスト主体の PDFで起こります。文字や図形をベクタデータのまま保持しているテキスト PDF はもともと軽量で、これを画像に変換すると逆にファイルサイズが増えることがあります。本ツールは圧縮後のサイズが元より大きくなった場合に警告を表示するので、その場合は圧縮前の元ファイルをそのままお使いください。
見分け方の目安は、PDF ビューアで文字をドラッグして選択・コピーできるかどうかです。選択できる PDF はテキスト主体である可能性が高く、本ツールでの圧縮効果は期待しにくくなります。逆に、選択できず 1 ページが 1 枚の画像のように見える PDF(スキャンした紙の書類、写真を PDF 化したものなど)は圧縮効果が出やすいタイプです。
圧縮してもファイルサイズが目標に届かないときは?
ページ数そのものを減らすか、別の手段に切り替えるほうが早いです。本ツールの圧縮後サイズは「1 ページあたりの画像データ量 × ページ数」でほぼ決まるため、「高圧縮」まで下げても届かないファイルは、ページ数を据え置いたまま画質だけを落としても判読性を損なうわりに効きません。
- 提出範囲だけを送りたい → PDF結合・分割ツールでページを分割し、必要なページだけを送る
- 一覧性より確認しやすさを優先したい → PDF画像変換ツールで該当ページだけを画像として送る
- 元がまとまった画像ファイル群で、PDF 化の時点でサイズを抑えたい → 画像一括圧縮ツールで先に画像を圧縮してから画像からPDF作成ツールで結合する
なお、アップロードした PDF ファイルは圧縮レベルを変更しても選び直す必要がありません。「高圧縮」で結果を確認し、画質やサイズに納得がいかなければ「標準」「画質優先」に切り替えて同じファイルのまま再度「PDF を圧縮する」を押すだけで再処理できます。
メール添付やアップロードの容量上限はどれくらい?
Gmail の添付ファイル上限は公式に 25MB と定められています(超える場合は自動的に Google ドライブのリンク送信に切り替わります)。行政の電子申請や自治体・企業のアップロードフォームでは、これより厳しい 2MB・5MB・10MB 程度の上限を設けているケースも珍しくありません。提出先の上限が分かっている場合は、まず「標準」で圧縮してください。削減率とともに表示される圧縮後サイズが上限に収まっているかを確認してから提出してください。
文字が読めなくなるほど圧縮しないためには?
提出先の容量上限に収まる範囲で、いちばん画質が高いレベルを選びます。契約書の但し書きや領収書の細かい文字など、小さい文字が多いスキャン PDF を「高圧縮」で処理すると、解像度と JPEG 画質の両方が下がり、文字がにじんで判読しにくくなることがあるためです。ダウンロード後は必ず PDF を開いて肝心な文字が読めるか確認し、読みにくければ「標準」または「画質優先」で再度圧縮してください。
画像ファイルや透かし入りのPDFはどの順で圧縮する?
ファイルの拡張子が「.pdf」なら本ツール、「.jpg」「.png」などの画像ファイル単体なら画像一括圧縮ツールを使います。スマホで撮影した書類の写真を複数まとめて PDF として提出したい場合は、先に画像一括圧縮ツールで各写真を圧縮してから画像からPDF作成ツールで 1 つの PDF にまとめると、本ツールで後から圧縮するより仕上がりの画質を制御しやすくなります。
配布用の資料に「社外秘」の透かしやページ番号を入れてから送るなら、PDF透かし・ページ番号追加で加工したあとに本ツールで圧縮してください。順番を逆にすると、透かしを重ねたぶんファイルがまた大きくなります。
圧縮でPDFの構造が失われるのはどんなとき?
圧縮は各ページを画像化して新しい PDF に埋め込み直す方式のため、テキストの選択・コピー、リンク、しおり(目次)、フォーム入力欄といった PDF の構造情報はすべて失われます。編集や入力が必要な PDF は圧縮前の元ファイルを保管しておいてください。
圧縮できない・時間がかかるのはどんなとき?
- テキスト主体の PDF ではサイズが増えることがあります。その場合は警告が出るので元のファイルをお使いください
- パスワードで保護された PDF には対応していません。読み込み時にエラーになるため、圧縮する前にパスワードを解除しておく必要があります
- ページ数が多い PDF は処理に時間がかかる場合があります(進捗はページ数で表示されます)
よくある質問
- 圧縮した PDF はどのくらい小さくなりますか?
- スキャンした書類や写真が多い PDF は「標準」レベルで 50〜80% 程度のサイズ削減が見込めます。テキスト主体の PDF ではほとんど縮まらないか、逆に増えることがあります。
- テキスト主体の PDF で逆にサイズが増えるのはなぜですか?
- テキスト PDF はもともとベクタデータで効率よく圧縮されています。本ツールは各ページを画像化するため、軽いベクタを重い画像に変換してしまい逆効果になることがあります。その場合は元のファイルをそのままお使いください。
- パスワード付きの PDF は圧縮できますか?
- 対応していません。パスワードで保護された PDF を読み込むとエラーになるため、圧縮する前にパスワードを解除しておく必要があります。
関連ツール
ファイル処理
PDF結合・分割
複数のPDFを1つに結合、または1つのPDFから必要なページだけを「1-3,5」の書式で抽出・分割。全ページを1ページずつZIPに分けることも、抽出順でページを並べ替えることもできます。
ファイル処理
画像一括圧縮
JPEG・PNG・WebPの画像を複数まとめて無料で圧縮。品質(0.1〜1.0)と最大長辺を指定してJPEG/WebPに一括変換し、zipでまとめて保存できます。3MBのスマホ写真が300〜600KB程度に。
ファイル処理
PDF画像変換(PDF to JPG/PNG)
PDFの各ページをJPG/PNG画像に無料で一括変換。解像度(72/150/300 DPI)とページ範囲を指定でき、複数ページはzipでまとめてダウンロードできます。最大100MBのPDFに対応。
ファイル処理
画像PDF変換(JPG・PNG対応)
JPG・PNG画像を1つのPDFにまとめて変換できる無料ツール。1画像=1ページで並び順を入れ替えられ、ページサイズはA4フィットと画像サイズから選べます。画質は再圧縮せず元のまま。